「きもの知識」の授業

今年は慌ただしくて、気がつくともう12月の中旬です。

ずっと暑かったというのもあるかもしれませんね。11月上旬の授業まで、扇風機が活躍していましたから。

年の瀬が迫ってくる・・・という感じがしていませんでした。

先日のニュースで「成田山新勝寺の煤払いが行われました」というのを聞き、「えっ、もうそんな時期!?」と焦りました。

 

恵比寿アトレ入口
恵比寿アトレ入口

そんな中、昨日は生徒さんと恵比寿本校に「きもの知識」の授業に行きました。

久しぶりの東京でしたが、街はすっかりクリスマス。

ガーデンプレイスの方はとても綺麗だそうですが、

以前に見たことがあるし、学校とは方向が違うので今回はパス。

 

ところで「きもの知識」は、紬や小紋、訪問着・・・などを実際に目で見たり、

生地に触れて実感していただける貴重な授業です。

一般的に呉服屋さんで「ちょつと見せて下さい」とは簡単に言えませんから、

この授業はとても好評です。

 

「大島紬は糸が細くて軽いけど、ほっこりして温かみのある結城紬の反物は、巻の太さがこんなに太いのよ」 「うわあ、本当ですね」。

触れてみることもできるので、手触りも感じられて勉強になります。

着物を選ぶ際には、鏡の前で実際に反物を当てて、全体の雰囲気が自分に合うかどうかを確認した方が良いですよ。

生徒さんも気に入った反物を身の丈くらい広げて、鏡の前で当ててみます。

「こんな感じなんですね。ステキだなあ」

その他にも、袋帯や名古屋帯、小紋など色々な反物を手に取って勉強していただきました。

「なかなか貴重な体験でした。ありがとうございました!」

と満足されたご様子で、恵比寿校まで足を運んでいただいた甲斐がありました。

 

話は変わりますが、年内にはこちらで中等科の生徒さんの中間試験もあります。

中間試験は振袖の着付け。

今試験に向けて、最後の仕上げに頑張って勉強されていらっしゃるところ。

 

私も年明け直ぐの成人式の着付けを依頼されたので、生徒さんと一緒に振袖の着付けを練習中です。

今回は、ご本人の希望で履物は草履ではなくてブーツ。

着付けも時代と共に変化していきますね。