お茶のお稽古を始めてから、お稽古の際に花入に入れるお花の心配をするようになりました。
今までお茶の先生から、「いつもお花とお菓子の心配をしているの」と伺っておりました。
今までは「ふ~ん」って感じで聞いていたのが、実際に自分でお稽古の準備をすることになり、
今まで気に留めていなかった先生のご苦労に、今頃気がついたりしています。
何事でもそう、自分でやってみて初めて様々なことが本当に理解されるものですね。
そういうワケで、時間があると茶花を探すようになりました。
茶花は「足で探す」とも言われますが、
都会と違いこの辺りは自然が豊かですから、探し歩くところはあちこちとあります。
この辺りは車社会で、何処に行くにもつい車に乗ってしまいますが、
それでは道端の草花には出会えません。
ゆっくり歩いて、目を凝らして道端を眺めるようになりました。
花を見つけても、私の少ない知識では、花の名前の半分もわかりません。
そんな時「ハナノナ」というアプリを使います。
これは千葉工業大学の開発した花の名前を調べるアプリで、
誰でも無料でダウンロード出来ますよ。
使い方は簡単。アプリを起動して、調べたい花にかざすだけ。
するとこんな風に出てきます。候補がいくつか出てくる場合もあります。それを保存して、持ち帰り。
ですが、実はこれがなかなか100%の正解率とはいかず・・・
そして、その花が「茶花」として使えるかどうかはまた別の話で、うちに帰ってから本で確認します。
「育てられるものは自分で」と、ベランダで鉢植えもいくつか育てています。
左の写真は、去年の秋に小さな苗で購入したクリスマスローズ。
ずいぶん大きくなりました。
初めて花が咲くのは来年年明け。上手く花が咲くといいですが~。
茶花を用意することはたいへんですが、
また新しい世界が広がったような気もしていて、楽しみながらやっています。